スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2人の脳梗塞治療 スピードが命 その13

2015年07月29日 18:26

最終未発症から2時間。
血栓溶解薬を開始する。
「準備できたらMRIに行くよ。
術後はICU入室。連絡しておいてね。」
「はい」
循環器病棟では、慣れない血栓溶解薬の投与だが
若い病棟看護師たちは頑張ってよく動いてくれている。

リーダー看護師の指揮でたくさんの看護師がテキパキと準備をすすめる。
血管室へ行くのは、心臓カテーテル検査で慣れている。
八戸では、院内急変も、外で起こる救急も
すべて救命救急センターの我々が引き受ける。
普通は、脳梗塞は大病院なら神経内科だが、
八戸では、救急科だ。
神経内科のように細かいところのさじ加減は、
同じように行かないが、
とにかく早い。
そして正確。
さらに、経験は豊富。
その信頼の証が、
他の診療科から、脳梗塞患者の相談を受けることだ。

吉村医師のPHSが鳴る。
液晶には貫和亮太の名前。
「病棟の患者はどうですか?」
「さっきの患者と同じ症状だよ。
いま血栓溶解薬を開始した。
これからMRIに下りるところ。
そっちはどう?」
「まだ治療中ですが、もう少しで終わりそうです。
血管室の後片付け、入れ替えの時間も考えると、
MRIが終われば、ちょうどいい時間かもしれないです。
MRA【MRIで血管撮影すること】もとってしまってください。」
さすが、貫和医師だ。
両方の患者の治療の流れを把握して、
1歩先のことを考えている。
北大山岳部の貫和亮太医師は、5年目。
高校は愛媛県。
(続く)


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://doctorheli.blog97.fc2.com/tb.php/2127-14658127
    この記事へのトラックバック



    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。