スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2人の脳梗塞治療 スピードが命 その2

2015年07月16日 18:51

「海霧が来ています。帰りの時間帯に、
病院に着陸できない可能性があります。
現場滞在はなるべく短くしてください。
搬送先は市民病院でお願いします」
後藤整備長が険しい口調で話す。
安全運航のため、いつも厳しい気配りをしている。
「現場からの搬送時間は比較的長い。
ある程度の処置は、帰りのヘリ内で可能でしょう。
現場をすぐに離陸できるようにすばやく動きましょう」
吉村医師と上舘看護師は打ち合わせした。

ドクターヘリは新郷村を目指して飛んでいた。
青森県と岩手の県境に近い内陸の山間の村だ。
ランデブーポイントは〇〇小学校グランド。
つい先日も山中で熊に襲われた傷病者を
搬送したときに着陸した場所だ。

すでにランデブーポイントには、
救急車は到着済みだった。
着陸したドクターヘリのスライドドアを後藤整備長が開ける。
吉村医師と上舘看護師が腰をかがめて救急車へ向かって走る。
救急車に乗り込むと、ストレッチャーに横たわっていたのは
土にまみれた小さな高齢女性だった。

119番通報から約30分後。
八戸ドクターヘリは119通報から30分以内の処置開始をめざす。
本来のドクターヘリの目的はこの30分以内医療介入だったはず。
(続く)


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://doctorheli.blog97.fc2.com/tb.php/2116-b27d1d5b
    この記事へのトラックバック



    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。