岩手県北へ 最終

2015年07月03日 18:20

そして、大動脈遮断カテーテルIABOをゆっくり進めた。
本来はレントゲンで走行を見ながら進める大動脈遮断カテーテル。
手先に伝わる抵抗で大動脈の真ん中を進んでいるのを感じる。
わたしは、みぞおちに超音波装置をあてがった。
大動脈の中を進んでくる大動脈遮断カテーテルを目で確認するためだ。
「いいよ、大動脈の中を通過している」

「IABOインフレートします」昆祐理医師が大きな声でスタッフ全員に伝える。
ERナースは、その時間は記録してた。
「大動脈遮断完了。血圧みて挿管するよ」
大動脈遮断カテーテルIABOの風船を拡張すると
60台だった収縮期血圧が90mmHgまで上昇した。
村田医師はすかさずフェンタニル、エスラックスを投与。
一発で気管挿管を決めた。

たくさんの救急医の力を結集して、20分ですべてが完了した。
「さあ、血管造影室へ行ってTAEだ」
大勢の救急医に囲まれたまま、患者は止血のために血管室へ向かった


そして劇的救命!
DSC_2065 (500x281)


岩手県北へ 完


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