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日本外傷学会 その5

2015年06月15日 18:56

最後にもう一人。
彼は特に重症なケガだったようだ。

事故で大けが意識がない男性の話。

皮一枚、大腿がつながっていた。
頭のケガもあった。
うでも、胸もケガしていた。
救命救急センターに運ばれた。

頭部外傷で意識がなく、ようやく目が覚めたら、
その時、大腿で切断されていた。
自分は何日で目が覚めたわからなかった。

大腿骨で切断したが、
断端が化膿した。
筋肉の血のめぐりが悪いせいだ。
股関節離断か、大腿骨の感染と戦うか。
主治医、リハビリ医師から説明を受けた。
選択をしないといけない。
看護師は優しく励ましてくれた。

その頃
股関節離断で走る人の映像を見た。
股関節離断でも
歩けるんだ。
それで勇気がわいた。
自分は股関節離断を決断した。

手術はうまく行った。
少しは前向きになった。

ケガの前は仕事で海外出張も多かった。
そんな環境から一変して休職している自分は焦った。
見舞いに来てくれた上司から
「まだ、先何十年も仕事するのだから、
治して復帰してください」
ICUでの会話だった。

それからリハビリが始まった。
杖が離せなかった。

早く復帰するか、
杖無で歩けることを目標にリハビリ続けるか迷った。

結果リハビリすることにした。

長いリハビリの末、
杖無で歩くことができた。

そして、元の職場に戻った。
仕事を開始した。
最初は手加減して。
半年後で大阪へ出張した。
手荷物は義足関係で以前より多くなった。、
そして無理だと思っていた海外へ赴任。

リハビリで励ましてくれた先生や技師さんに感謝している。

今は長期出張もある。
周りは自分に
遠慮なく仕事を任さてくれた。
ほぼケガ以前と同じ仕事だった。
うれしい。

自分はいつまで歩けるのかと思うと不安がある。
70,80歳でも義足で歩いている人もいることを知った。
股関節がない自分でも、
最近義足をまれると感じるのだ。
あるはずもない踵に感覚がある。
ドンドン感覚が鋭くなって行く。
「患者にとって何が幸せか、
義足は一つの選択肢だと思う」
(続く)


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