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同時出動要請 後編

2015年05月10日 18:53

青森県内で、これまで病院敷地内にドクターヘリが降りたのは、
県病、弘前大学、日赤病院、五戸病院、三戸病院、
南部町医療センター、六ヶ所診療所だけ。
県病、弘前大学を除くと、すべて太平洋側の病院。
太平洋側の病院は、ドクターヘリ先進地域。

最近出来た日本海側の新築病院には、
ヘリポートが作られなかった。
近くにヘリコプターを降ろせる空き地があるからと言う。
ヘリコプターからストレッチャーで数分に救急室がある環境がベスト。
それを目指してほしかったが。
残念だ。

そのことは、出動回数にも影響が出ている。
http://doctorheli.blog97.fc2.com/blog-entry-2046.html

支援の三戸消防ポンプ隊が到着したことが無線で入ってきた。
「八消32より、八戸ドクターヘリⅠどうぞ。
駐車場の端に黒い車が一台駐車しています。
これは動かすことができません。
しかし、着陸に支障ないと思われます」ポンプ隊の声
「八戸ドクターヘリ了解。現場到着まで後3分」整備長の声

機体は、日差しを浴びて温室のようになってきた。
太陽に近い分暑くなる。
今年初めてのエアコンスイッチがEC135に入った。

8時13分、三戸病院駐車場に向けて着陸態勢に入る。
風は南西。
CSから病院建物の風下が駐車場だと。
そのため、風が乱気流になる可能性があるこ。
先ほど、無線で伝えられていた。
機長は、いつもより慎重にスロットルを操る。
揺れは少しだけだった。
うまいぞ、機長!
静かに着陸した。

着陸したところから
20m歩くとそこは三戸病院救急室。

三戸病院の山田医師から申し送りを受けた。
山田医師は僻地勤務を希望して静岡県から転勤してきた熟年医師。

患者は、胸の痛みを訴えていた。
持続痛である。
私は超音波検査、心電図12誘導検査を行い、ヘリコプターに入れた。

患者の奥さんもシートベルトをして、乗ってもらった。

8時33分三戸病院離陸。
名久井岳の北側を通り、八戸に入った。
胸痛に対して、ニトログリセンリンを口の中にスプレーした。
8時41分八戸着陸。
患者はERに入った。

同時出動要請 完


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