同時出動要請 前編

2015年05月09日 18:52

気温がぐんぐん上がっている。
日差しも強い。

北国八戸も、憲法記念日の連休中日は、気温が上がった。

出勤時間の7時45分だった。
ER当直医師から、携帯電話が鳴った。

「三戸町と、岩手県軽米町から、
ドクターヘリの同時要請です。どうしましょうか」ER当番医師から
「どちらか、一方に出動だ。判断して頂戴。
私は、病院玄関に今出勤で入ったところです。」
「判断できないです。難しいです。」ER当番医師
「ちょっと待って、すぐ行く」私
私は携帯電話を持ったまま、救急室へ滑り込んだ。
「岩手県北の病院から脳血管疾患、
三戸病院から呼吸器疾患。
どちらも重傷です」ER当番医師
「重症度は同じでも、緊急度は呼吸器のほうが先。
医学的にも三戸呼吸器不全ですね。
さらに青森県内が優先は、県庁からいわれています。」私
「それでは、呼吸器不全の三戸へ出動Okを伝えます。」
八戸ドクターヘリは、出動時刻は午前8時30分から午後5時まで。
今回は8時前の出動相談だった。

機長、整備士、CSは、時間外でも快く対応してくれる。

看護師は、朝の資器材整備の前だった。
私と手分けして資器材をヘリコプターに据え付けた。

この日の、天候は温暖で。EC135は、
朝は7時30分ころより、格納庫を出してヘリポートに駐機してあった。
ヘリポートで始業点検をしていた。

日差しを反射するアクリルのガラスがまぶしい。

私たちは、シートベルトを締めて出動に備えた。
数分後に、八戸消防から出動要請が来た。

要請後に、離陸する。
午前8時6分離陸。
目的地は、三戸病院敷地内駐車場。
特別な設備はない。ただのアスファルト広場。
広い平地と、障害物のない駐車場だ。
ヘリコプターを下ろすために、
それまであった街灯を撤去してもらった。
(続く)


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