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雲の上 前編

2015年05月05日 18:03

「青森県内全部濃霧注意報が出ています。
幸運にも八戸の上空だけがぽっかり視界が取れています。
出動は八戸近郊だけです。」
朝のミーティングで機長の挨拶だった。

要請は、朝の回診が終わった後だった。
昨夜のpH7.01、ショックの緊急開腹手術の患者も
朝はアシドーシスが治っていた。
他に昨日救命救急センター入院が10人。
回診も、プレゼンも盛りだくさんだった。

まず、外線電話が、ER当番医師に入った。
「意識JCS300、脳卒中疑いの女性を転送したい。
ドクターヘリは飛べますか」
すぐにドクターヘリ通信司令室へ駆け寄った。
「六ヶ所村ドクターヘリ飛べますか?」
「おそらく大丈夫です」CS

ER医師は、そのことを先方に伝えた。
10時49分北部上北消防から電話がCSへ入った。

ランデブーポイント決定は電話口で議論された。
どうやら、六ヶ所村の天候が思わしくない。

六ヶ所診療所の周りは霧。
南に下ると、第2中学校がある
そこだと、現在晴れている。
ランデブーポイントは六ヶ所村第2中学校グラウンドになった。

10時59分ドクターヘリ要請。
11時4分離陸

八戸を越える、
北に向かうと霧が出てきた。
かすんでいる向こうに小川原湖が見える。

三沢飛行場では先ほどまで視程5kmから1.6kmのIMCだった。

現在は、もう少しいい、VMCに格上げされた。

視界は改善しているようだ。

EC135は一直線に、六ヶ所村へ飛んだ。

小川原湖の上空では、雲が低かった。
高度を180mまで降ろして、
視界の利く高さで、飛行を続けた。

湖面のさざなみが見える。

浮かぶ小船の船名が見える。
上空には、雲がある。
「まっすぐ行けますか」私
「前方に、六ヶ所村第2中学校は確認できています。
後5分。」機長

高度200mくらいだと、霧は薄い。
そのまま、直進した。
(続く)


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