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サンダーバード作戦 藤田医師の場合その2

2015年04月28日 18:07

サンダーバード作戦 藤田医師の場合その2

「消防八戸より八戸ドクターカー2どうぞ、
ドクターヘリを交通事故事案に向ける。
ランデブーポイントは現場近くのモーターパーク」消防
「八戸ドクターカー2了解。
ドクターカーは現場に向かいます」藤田医師

「日没前で、まだ少し時間はある。
ドクターカーが先着し、
初期治療を開始する。
重症者を医師2名で診療する。
残り1名の医師は中等症の患者2名に対応する。
その優先順位を付ける。
遅れて着陸するドクターヘリに重症者1名を引き継ぐ。
ドクターカーチームは医師3名で、優先順位二番目、三番目の患者に対応する。
そして、2名を2台の救急車で搬送開始する。
普通自動車の正面衝突事故らしい。
中等症と過小評価しないこと」
今野部長が仕切る。
後の二人は頷いた。

ドクターカーは現場に到着した。
重症者が救急車に収容される瞬間だった。
藤田医師と今野部長は、意識障害で閉眼している患者に接触した。
顔面外傷で口の中に出血が多い。
血液を吸い込んでいる。
酸素投与でも顔色が悪い。
気道閉塞状態だ。
呼吸は早い。
橈骨動脈はしっかり触れた。
痛み刺激で開眼しない、四肢のうごきない。
昏睡状態だ。
下腿から出血が続く。

救急車内で気管挿管を開始する。
頸椎カラーの前を外し、
今野部長は胸の方から、頭を固定した。
気管挿管の時に、
首の骨が余計に曲がることを防ぐ。
意識障害を伴う頭部外傷の5%に頸椎損傷が隠れているからだ。
藤田医師は右手で開口し、喉頭鏡を差し込む。
(続く)


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