サンダーバード作戦 藤田医師の場合その1

2015年04月26日 18:48


4年目に進級した藤田医師がドクターカー当番。
ダイレクトブルーが鳴った。
多数傷病者。交通事故。

藤田医師は、メンバーを集める。
まず目のまえにいた3年目栗原医師。
その後ろにいた、今野部長。
3名で出動する。
ドクターカーはスズキエスクード。
栗原医師が助手席、
後ろに藤田医師、今野医師が乗る。
救急バッグは通常1セットが車内に入っている。
現場で2隊に分かれて活動することを想定して
救急バッグはもう一つ積み込んだ。

八戸ERには、ドクターカー救急バッグが予備セット置いてある。
いついでも、持ち出せる。

八戸ドクターカーは3名の医師を乗せて、ERを出発した。

風は無風、
今日は日中気温20度まで上がった。、
青い空にひばりも啼いた。
午後になり、太陽が西に傾きかけたころから
気温が少し下がる。

ドクターカーは西日に向かい進行する。

消防八戸から無線が入った。
傷病者は3名、内1名は意識ない。
藤田医師はすぐに、無線のマイクに声を入れた。
「多数傷病者事故、意識障害、遠隔地より、
ドクターヘリ出動はどうでしょうか」
「ドクターヘリは田子町の心肺停止事案に出動中」消防
「心肺停止患者より、重症外傷の方が優先はどうでしょうか」
4年目藤田医師は遠慮がちに問いかけた。
「少し待て」消防
その間も、ドクターカーは国道を進む。
走行車線の車は赤いブレーキンランプを点灯させて路肩に停車する。
後部席では、重症頭部外傷を想定して
気管チューブの用意を開始した。
(続く)


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