スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

大学生車に跳ねられる その3

2015年04月13日 18:37

ドクターカーは団地の中のバス通りの坂を
赤色灯とサイレンで周りにその存在を知らせなが急スピードで現場へ向かう。

先着した救急隊から無線が入る。
「傷病者1名確認。JCS300、頭部外傷を疑う。
もう一名は発見できない」

ドクターカー後部席では、気管挿管の準備が始まった。

国道の大きな交差点を通過すると、
急に交通量が減る。
辺りも暗い。
ドクターカー1号ラブフォーの
LEDフラッシュが
屋根から濃い紅色の光を辺りにまき散らす。
ピーポーサイレンは、
森林に吸収されるのか、
反響はない。

消防と連携するために据え付けられている、
カーナビには、現場到着している救急車の位置が写っていた。
ドクターカードライバーは
「あと、2分です」と
指を2本立てながら
後部席の二人の医師に告げた。

ドクターカーのトランクには蓋がない。
長谷川医師は、交通事故現場出動のルール通りに、
トランクに手を伸ばしてヘルメットを取りだした。
顎紐をしめて、ヘッドライトのスイッチを入れた。
夜の事故現場で患部を照らすのと、
自分の存在を回りに示すために

前方に救急車の赤色灯が点滅している。
ドクターカーはスピードを落として救急車の後ろにつけた。
パトカーが道路を封鎖した。

二人の医師は後方の安全を確かめて、
ドアを開けた。
(続く)


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://doctorheli.blog97.fc2.com/tb.php/2028-275d9e83
    この記事へのトラックバック



    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。