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医局でCPR 最終

2015年03月22日 18:59

ストレッチャーに横になった男性医師の顔色が急に白くなった。
目は閉じる。
手足が痙攣した。
「えっつ、またVFだ」山内医師が叫びながら、
頸動脈を触る。
「脈なし。」
ストレッチャーは進むことなく、
その場に停止。
CPRが始まった。
AEDが作動した。
「解析します。離れて下さい」
CPRを止めて、離れた。
「充電します」
山内医師は再びCPRを開始する。
胸ははだけられている。
「離れてください。
ショックが必要です。
オレンジ色のボタンを押して下さい」
山内医師はCPRを止めた。
吉村医師がボタンを押す。
男性医師の体は、3cm跳ね上がる。
男性からは「うっつ」と声がした。

吉村医師は、手順通りに、すぐにCPRを再開した。
山内医師が押す、バッグバルブ。

男性医師は開眼した。
今度は手を動かす。

山内は頸動脈を触った。
触れる。

吉村医師はCPRを終了した。
不整脈に効く薬の、アミオダロンの点滴を開始した。

男性医師の顔色にはふたたび、紅が戻る。

男性医師のストレッチャーは、救命救急センターへゆっくり移動を始めた。
「大丈夫、治しますから」私は、男性医師に声をかけた。
30分後、循環器医師により、
心臓カテーテル検査が始まった。
・・・・・
そして劇的救命につながった。



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