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医局でCPR

2015年03月20日 18:53

午前8時25分
男性医師が病院の医局談話室で倒れた。
目撃は佐藤医師。
偶然通りかかった救急山内医師に大声で伝えた。
「大変だ、こっち来て」
男性医師は仰向けで意識ない、
口パク呼吸だった。
死戦期呼吸、下顎呼吸。
山内医師は頸動脈を白衣の上から始めた。
明円医師もすぐそばにいた。
明円医師は八戸研修医卒業生。
今は、泌尿器科専門医。
明円医師は応援を呼ぶ。
10m向こうの壁を隔てた椅子に吉村医師がいた。
ヘッドフォーンを付けて医学書を読んでいる。
この騒ぎに気が付かない。
明円医師は、吉村医師にこのありさまを伝えた。
驚いた吉村医師は医局談話室まで、
10m走る。
CPRを始めて山内医師がいた。
吉村医師が白衣を着ている患者を男性医師だと認識するのに、
説明は不要だった。

朝の8時半近く、
医局談話室は人通りが多い。
吉田瑤子医師が駆け寄る。
吉田医師は、八戸研修卒業生、
今は、産婦人科専門医。
吉田医師は、AEDを取りに走った。
AEDは医局の目の前に置いてある。
ただし、医局とAEDの間には、吹き抜けの玄関ホールがある。
吉田医師は、玄関ホールを大きく迂回し、
AEDの置場に走る。
透析室前のAEDボックスを開ける。
周囲に異常を知らせるアラームが鳴り響く。
AEDとバックバルブマスクを握り、
アラームブザーを響かせたままで、
いま来た道をもどる。
往復、30秒だ。
吉田医師は息を弾ませて、
CPR中の輪の中に入った。
(続く)


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