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ハチアナフィラキシー心停止 中編

2015年03月11日 18:14

藤田医師は、救急車に乗り移った。
JCS300、痛み刺激に反応なし。
喘ぎ呼吸。
大腿動脈の脈拍は触知できた。
手首では脈拍が触れない。
全身、冷や汗。
アナフィラキシーショックとして対応を開始した。
アドレナリン0.3mg筋注し
救急車は出発した。
静脈ライン確保した。
生食を全速力で流す。
大量輸液開始したが、血圧測定不能
さらに徐脈になる。
再度アドレナリン0.3mg筋注。
効果がない。
次は、静注する段取りを散った。
アドレナリ1mg、1アンプルを生理食塩水9mlで薄める。
そして、0.1mgづつ頻回に注射する用意だ。
救急車窓から見える景色で八戸ERまでの距離がわかる。
確実に近付いている。
だが、
病院到着直前に、全身の皮膚の色が黒くなった。
だめだ、窒息だ。
アナフィラシー死因1位は窒息。
藤田医師は喉頭鏡を持って、気管挿管を開始した。
喉頭展開は不可能だった。
輪状甲状靱帯切開を開始する。
患者の右側に立ち、
アルコール綿で首を拭く。
メスを右手に持ち、
喉仏から3cm尾側の皮膚に横切開を入れた。
一期にその下の靭帯まで切る。
呼気が噴き出た。
そして、吸気が始まる。
窒息を解除できた。
切開した穴に気管チューブを進めた。
太さは6mm。
深く入れすぎないように注意する。
チューブの風船に空気を入れる。
輪状甲状靱帯切開に別なチューブ固定器具はない。
藤田医師は自分の指で気管チューブを持ち固定した。
17時29分気道確保できたところで調度八戸ERに着いた。
(続く)


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