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アナフィラキシー治療

2015年03月13日 18:00

今日は医師向けです。
市民のみなさんごめんなさい。

アナフィラキシー治療
Care Net.comと言う、医師向けの勉強サイトに
carenetアナフィラキシー (500x378)

アナフィラキシーショックの治療の論文を載せました。
http://www.carenet.com/special/1502/report/03.html
「アナフィラキシーの治療の実際」が私の担当です。

会員専用ですが、医師なら無料で会員になれます。
carenetアナフィラキシー (380x500)

「アナフィラキシー治療」

今明秀
発症初期には、進行の速さや最終的な重症度の予測が困難である。
数分で死に至ることもあるので、過小評価は禁物。

【姿勢】
ベッド上安静とし、嘔吐を催さない範囲で頭位を下げ、
下肢を挙上して血液還流を促進し、
患者の保温に努める。
アナフィラキシーショックは、distributive shockなので、
下肢の挙上は効果あるはず。
しかし、下肢拳上を有効とするエビデンスは今のところない。
有害ではないので、薬剤投与の前に行ってもよい。

【アドレナリン筋肉注射】
気管支拡張、粘膜浮腫改善、昇圧作用などの効果があるが、
cAMPを増やして肥満細胞から化学物質が出てくるのを抑える作用
が最も大事である。
α1、β1、β2作用をもつアドレナリンが速効性かつ理論的第1選択薬である。
緊急度・重症度に応じて筋注、静注を行う。
血流の大きい臀部か大腿外側が薦められる。
最高血中濃度は、皮下注で34±14分、
筋注で8±2分と報告されており、
皮下注では遅い。
16~35%で2回目の投与が必要となる。
1mLツベルクリンシリンジを使うと針が短く皮下注になる。
わが国では、ガイドラインによっては
アドレナリン投与が第1選択薬になっていないものもある。
1) アドレナリン1回0.3~0.5mg筋注、
5~30分間隔 [厚生労働省平成20年(2008)]
2) アドレナリン1回0.3~0.5mg筋注、
5~15分間隔 [UpToDate]
3) アドレナリン1回0.01mg/kg筋注 [日本アレルギー学会2014]
4) アドレナリン(1mg)を生理食塩水で10倍希釈(0.1mg/mL)、
1回0.25mg、5~15分間隔で静注[日本化学療法学会2004]
5) アドレナリン1回0.2~0.5mgを皮下注あるいは筋注
[日本化学療法学会2004]
6) アドレナリン持続静脈投与5~15㎍/分
[AHA心肺蘇生ガイドライン2010]


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