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風邪で窒息心肺停止 その2

2015年03月07日 18:20

酸素投与でも
男性は呼吸困難がさらに進行した。
酸素飽和度は、酸素投与にもかかわらず、まだ低い。
こんな時はドクターカー。
ドクターカーを呼びたいが、
この時間帯にドクターカーは、やっていない。
消防車ピックアップで医師出動をお願いすることもできる。
必要時間を計算する。
医師要請の電話、
消防署から病院前、赤車が迎えに行く、
赤車で緊急出動開始、
道路途中で救急車と赤車のドッキング。

それほどのメリットはない。
救急隊単独で搬送することにした。
救急車は現場を出発した。

収容予定は八戸ER.。
「心停止しなければいいが」
隊長は不吉な予感をわずかに感じた。
救急隊単独で、呼吸困難男性を運ぶ。

深夜の八戸の町の道路はすいている。
前方に走る車はいない。
赤灯を付けた救急車はいつもよりスピードを出して
八戸ERへの道を急いだ。
走る救急車の中で男性は目をつむった。
眠いわけではない。
119通報から20分後の午前2時。
呼びかけに反応なし。
男性の意識はなくなった。
心電図モニターは頻脈。
救急車の後部席はあわただしくなった。
同乗している家族にもそれは伝わる。
意識なし。痛み刺激に開眼しない。
隊長の予感は的中する。
呼吸停止だ。
頸動脈だけは触れるといいが、
右手指3本で首を触る。
頸動脈の拍動は触れない。
心肺停止だ。
CPRが始まる。
ストレッチャーを水平にする。
胸骨圧迫し、バッグバルブマスクで人工呼吸を始める。
だがバッグバルブマスクでうまく人工呼吸ができない。
心電図波形はPEAだった。
胸骨圧迫は規則正しく行われる。
(続く)


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