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八戸市立市民病院救命救急センター年報 6 敗血症

2015年02月27日 18:55

「当センター敗血症治療の国際標準との比較」
【はじめに】
八戸市立市民病院救命救急センターでは,
プレホスピタルからリハビリテーションまで一貫して診療を行っている。
当センターにおける敗血症治療を,
日本救急医学会Sepsis Registry(JAAMSR)登録症例から検討した。
【対象】
2010年6月1日から2011年11月30日までにJAAMSRに登録された
severe sepsis/septic shockの58症例を後方視的に解析した。
【結果】
性差:男性27名,女性31名。
平均年齢:76.8±12.2歳 (以下mean±SD)。
APACHEⅡスコア:29.6±6.1。
原疾患:肺炎30例(51.7%)。 
尿路感染症 21例(36.2%)。
肝胆道系 5例(8.6%)。
その他 5例(8.6%)。
昇圧剤カテコラミン:43例(74.1%)(全例ノルアドレナリン使用)。
ステロイドHydrocortisone:15例(25.9%)。
経管栄養:50例(86.2%)(投与開始までの平均時間:13.6時間)。
急性血液浄化療法:13例(22.4%)(全例renal indication)。

28日死亡:16例(27.5%)。
90日死亡:1例(29.3%)。

センター平均在室日数:7.9±5.9日。
平均入院日数:27.0±30.0日。

総治療費:150.0万円(中央値)。

【考察】
当科における敗血症治療を分析したSevere sepsis/septic shock患者の死亡率は
他の報告と比較して同等のものであった。
Severe sepsis/septic shockの調整死亡率は米国・ヨーロッパでそれぞれ31.3%・32.3%。

Outcomes of the Surviving Sepsis Campaign in intensive care units in the USA
and Europe: a prospective cohort study:Lancet Infect Dis 2012

より少ない医療資源で救命率を維持できていた。
ICU在室日数・入院日数はそれぞれ5日・26日,
退院死亡率は33.5%,ICU入室成人の治療費は267.1万円(中央値)。
DPCデータを用いた市中病院における小児敗血症の分析:日集中医誌 2011

救急医が初期治療から退院・転院まで一貫してマネージメントを行うことが
奏功している可能性が示唆された。
(新美大祐)


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