八戸市立市民病院救命救急センター年報 3 外傷

2015年02月24日 18:42

「病院前を含めた地域の有効な外傷診療システムの構築が外傷死亡を減少させる」
【目的】
病院前、ER、手術、集中治療、リハビリを
外傷診療チームが一貫して行う当センターの外傷診療の質を評価する

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【対象】
2008年4月1日〜2012年10月31日に当センターへ搬入された外傷591例。
【方法】
日本外傷データバンク、八戸ドクターカー、八戸ドクターヘリ運行記録、患者診療録による後方視的調査。①ドクターヘリ、ドクターカーによる病院前外傷診療体制の確立以前193例(2008年4月1日〜2010年3月31日)。確立以後(2010年4月1日〜2012年10月31日)398例を比較検討した。
【結果】
確立前後の外傷登録数とISS≧15の重症外傷の割合は変化なし。
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確立前後における予測外死亡の比較(日本外傷データバンクより)は20%から10%に減少。

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同僚審査で2例4%がPreventable Trauma Death(PTD)と判定された。
確立後の八戸ドクターカーによる現場からの直入外傷413例では、
結果的にオーバートリアージだった軽傷が80%。
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同僚審査で2例4%がPreventable Trauma Death(PTD)と判定された。
確立後の八戸ドクターカーによる現場からの直入外傷413例では、
結果的にオーバートリアージだった軽傷が80%。
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現場直入重症外傷の180例中75%に病院前外傷診療が行われていた。
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救急車搬入とドクターカー出動の比較では、
予測救命率50%未満の致死的な重症例からの劇的救命は
ドクターカー出動で10例、救急車搬入で1例。
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【結語】
病院前から始まる外傷診療システムの構築により、外傷診療の質は向上した。
病院前から始まる当センターの外傷診療によるPTDは4%であった。
(吉村有矢)


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