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岩手県北へ日没前29分の出動 最終

2015年02月12日 18:16

フライトドクターの河野慶一医師は、
骨盤固定帯のサムスリングを女性の骨盤に巻いた。
http://www.accord-intl.com/rescue/47_rescue_sling2.html
http://www.accord-intl.com/top_topics/topics090903.pdf
これで、骨盤骨折の止血を期待する。

そして、止血薬のトランサミンを注射した。

救急車の窓から見えた外は、薄暗くなっていた。
「日没だ」
空路搬送はあきらめる。

16時59分同じ車に乗っていた幼児の診察を開始した。
幼児は、救急隊に抱っこされて救急車に入ってきた。
河野医師は、幼児を診察した。
呼吸数24回、脈拍数はよい。
橈骨動脈の拍動もよい。
外傷超音波検査を行う。
手のひらの大きさの超音波装置を使う。
腹腔内出血なし、血胸なし。
心嚢液なし。
頸髄損傷を疑った女性は母親だったのだ。
同乗者が重傷を負っている。
幼児が無傷なわけがない、
隠れたケガがあるはず。

母児同時に救急車搬送することにした。

救急車が現場出発する前に
ドクターヘリは離陸していた。
先に、基地に帰っていた。

隊長は河野医師と加藤ナースを乗せて
救急車を出発させた。
・・・・
長距離陸路搬送で八戸ERに到着した母子。
母親は予想通り頸髄損傷だった。
ほかに骨折多数。
人工呼吸を開始、
止血手術を行った。

幼児は検査の結果、
腹部外傷だった。
緊急手術となった。

・・・・
日没間際の出動だった。
119番通報を受けてすぐに、
岩手県北の消防が八戸に直接ドクターヘリを要請していたなら、
あと、5分は早く離陸できた。

ドクターヘリで患者搬送も可能だったでしょう。
陸路と空路で結果が違ったか?
それは判断できない。
陸路搬送でも救命できている。

時代が変わるのをじっと待ちます。

岩手県北へ日没前29分の出動 完
・・・・・・・
NHK「小さな旅」※全国放送
テーマ:冬の津軽鉄道
放送日:2月15日(日)朝8:00~8:25
八戸には雪はほとんどないけれど、
津軽は豪雪。
そんな、津軽の映像が全国放送になるそうです。



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