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お父さんの具合が悪い、助けて その6

2015年01月30日 18:37

現場着陸が14時42分で、心停止が14時50分。
もう一度挿管を試みるか否か、
今は、14時55分。
「もう一度、気管挿管するよ、
CPRは連続でね」
救急隊は、機関員と交代しながらCPRを続けてくれた。
「和島さん、今度は気管チューブンスタイレットを入れて頂戴。
口からやってみる」
プロポフォールで鎮静して2分経過した。
口は開いた。
銀色に喉頭鏡を喉に進める。
ピンク色の粘膜の間に白い声門が見えた。
左右の声門の間にチューブを進めた。
「声門通過、21cm固定」
坂上隊長はバッグバルブをチューブに接続してくれた。
バッグバルブを一握りすると、
胸が大きく上がった。
男性の呼吸は止まっていた。
胃の音はしない。
左右の肺の音はいい。
固定具でチューブを口に固定した。
「チェックパルスするよ、CPR止めて」
しかし、頸動脈の拍動はなかった。
心拍数は30回で遅い。

「ヘリ搬入するよ」
私の声で救急隊、消防隊、整備長、ナースが動いた。
後ろのハッチが開いた。
隊員はCPRを続ける。

移動中に一瞬CPRが止まったすきに、
心電図波形を見た。
まだ、静脈だ。PEAだ。
アドレナリが効果を出し、
心拍再開する瞬間は、心拍数が早くなるのものだ。
まだ、除脈は心臓停止を意味する。
「アドレナリ1mg静注して」
(続く)


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