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男性胸痛3名 その1

2015年01月20日 18:06

寒くなると、心筋梗塞患者が増える。
40歳以上の男性+喫煙習慣は、心筋梗塞の危険因子だ。
心筋梗塞になりたくなかったら、
40歳にならないこと。
煙草を止めること。
前者は不可能。
煙草を止めることはできるはず。

青森県の男性は喫煙率日本一だ。
不名誉。

12時22分職場同僚が救急要請。
「昼の食事中に締め付けられるような胸の苦しさあり、続いている」
救急隊は12時25分現場到着した。
冷や汗あり、胸痛が持続。
12時34分救急隊長は心筋梗塞と大動脈解離を疑いドクターヘリを要請した。

今日のドクターヘリ当番は私と和島ナース。

ドクターヘリ出動コードブルーPHSの呼び出し音を周囲に響かせながら、
二人はヘリポートに走った。
12時39分離陸。
西に機首を向けて高度120mまで上昇する。
それから、右側を下に傾けて、右回線しながら、高度を上げる。
斜めに傾いた機体ではあるが、遠心力のため室内は安定。
機体側面の窓の外に、地面が直接見えるので不思議な気持ち。
90度旋回し、高度は250mに達した。
機首は北を向く。
右の太平洋はキラキラ光る。
西の八甲田山方面は、白い雲がかかる。
雪雲だ。
現場は約30km先の北の町。
時速200kmで飛ばすEC135に向かい風が襲う。
流線型のアクリルカウルに陣取る機長は、正確はスロットルさばきで
機体を北へ一直線に飛ばす。
「○○救急1より八戸ドクターヘリどうぞ」
現場救急隊長から無縁が入った。
「はい、八戸ドクターヘリ1です。患者情報おねがいします」
整備長が返す。
「47歳男性、血圧188、脈拍67、呼吸数20、
胸痛持続中、意識清明、喫煙者」
竹内隊長の声だ。
「了解しました。血圧上肢左右差を見てください」
わたしは、心筋梗塞にしては血圧が高いので、
大動脈解離の可能性が高いと思った。
大動脈解離では、上肢の血圧に左右差が出ることがある。
20mmHg以上差があれば陽性。
15以上で陽性と書いている本もあるv。
「はい、測定します」隊長
12時50分消防隊が警備する真っ白い運動場に
EC135は雪煙を上げて着陸した。
機体の外に出るときは、三つ注意がいる。
一つ:スキッドにつけられているスノーシューに足を挙げると、滑る。壊れる。
二つ:深雪や、氷に第一歩を踏み出す時慎重に。滑る、転ぶ。
三つ:メインローターの回る6m半径はゆっくり歩いて遠ざかり、
それ以降は走ってよい。雪が積もってメインローターまでの距離が近い。
(続く)


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