スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

重複要請3件 その3

2015年01月14日 18:26

体温は15分で30度以上に戻った。
血圧も100となった。
自分の心臓もよく動く。
心室細動は消失した。
集中治療が始まった。
だが、そう簡単にはいかない。
その先には、困難が待っているはず。
それは承知している。
・・・・・・・
その同じ時刻、六ヶ所消防よりドクターヘリ出動の問い合わせあり。
「呼吸困難にドクターヘリ対応できるか」
「着陸したばかりで、機内が散乱している。
離陸まで10分はかかる」CS
六ヶ所消防は、青森市のドクターヘリを要請した。
・・・・・・
午後に、八戸赤十字病院から問い合わせがあった。
「岩手医大まで、胸部大動脈解離の患者を搬送したい。
ドクターヘリを使えるか」
「はい、出動できます」CS
岩手県に八戸ドクターヘリが出動する場合は
理由を添えて、青森県庁に伺いを立てる。
青森県庁が拒否することはないけれど、そういう約束。
「はい、わかりました。
気を付けて出動してください」と県庁の担当者は言ってくれる。

しかし、離陸準備中に、
十和田消防から交通事故の患者についてドクターヘリ要請が入った。
「八戸ヘリは岩手に飛ぶ予定なので、
青森市ヘリを要請してください。」
十和田市なら、青森市からと八戸市からで飛行時間は5分くらいの差。
本来なら現場出動を優先して
十和田市へ向かうべきだが、
十和田市の事案を解決してから、
岩手医大までの搬送を始めると、
日没にかかってしまう。
現在、岩手医大の隣の
東消防署の屋上ヘリポートには
夜間照明施設がない。
日が照っている間に盛岡市を離陸しないといけない。

CSは岩手医大行を八戸ヘリ、
十和田市現場出動を青森市ヘリと分担することに決定した。

八戸ヘリと、青森市ヘリはほぼ同時刻にそれぞれ自分の基地を離陸した。
青森市ヘリは十和田市の現場近くのランデブーポイントに着陸した。
意識障害の男性は、頭部外傷を疑われた。
青森市のヘリは、収容病院を八戸市立市民病院救命救急センターに選定した。
頭部外傷患者は、青森市のドクターヘリで
八戸ERに搬送された。
CTでは、フライトドクターの予想通りだった。
緊急手術になった。
救急脳外科の今野医師が執刀した。

その頃、八戸ヘリは盛岡の岩手医大隣りの東警察署屋上に着陸した。
日没時刻が迫っていたので、
屋上ヘリポートで、患者の申し送りをすることにした。
(続く)




・・・・・・
今年もよろしくおねがします
DSCF6125 (500x331)
八戸 劇的救命 救命救急センター


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://doctorheli.blog97.fc2.com/tb.php/1946-157c5958
    この記事へのトラックバック



    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。