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出動要請5件 その2

2014年12月19日 18:35

2階救命救急センターから階段を降りて、1階ERに向かう。
そしてERにつながるドクターヘリ通信指令室へ向かう。
ドクターヘリ通信指令室ではCSが無線、電話、インターネットで大忙しだろう。
今日のCSは粟島さん。
電話で消防と話している。
CSの背中に私は話かけた。
「どこから要請ですか」
私に声に気付き、振り返る粟島CS。
「南部町です。川村医院から転院搬送。
女性ショック状態」粟島CS
ナースを含めた3名は走り出した。
今度はヘリポートに向かう。

強い日差しを浴びて、EC135の曲面ガラスは輝いていた。
八戸市立市民病院ヘリポートは地上にある。
屋上ヘリポートと違って、
エレベータを使って屋上まで行く必要はない。

メインローターは回っていたが、
まだ回転音は低音だった。
回転の渦の中に、黄色が見える。
これが、高回転になると、高音になり、
黄色の縞模様が見えなくなる。
10時19分離陸。風を正面に受けるように、機首を回転させる。
5階くらいの高さまで垂直に上がったあと、
今度は斜めに上がる。
高度350mで水平飛行になった時に無線機が鳴った。
DSCF4038 (500x281)

「ランデブーポイントのGPS番号は○○○○。
バーデハウス駐車場」
バーデハウスは、温泉施設とプールさらにスケートリンクがある総合施設。
アイスホッケーの練習に以前通ったことがある。
下手くそだけど、私はアイスホッケーの練習をしたことがある。
今は、まったく時間が取れない。
スケートリンクとは御無沙汰している。
GPS番号とは、すべての着陸予定地点を消防とCSで番号化している。
番号を言うだけで、お互いが正しい場所を認識できるように。

さらに、CSは続けた。
「ハチに刺されてアナフィラキシーショック。
血圧測定不能。
意識がない」
我々は上空400m、目的地まであと3分でそのことを知った。
「これはヤバいぞ。
アドレナリン筋肉注射しているかなあ」私
(続く)


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