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出動要請5件 その1

2014年12月18日 18:33

要請5件 その1

今日のヘリ番は私と長谷川将嗣医師
朝8時20分からのブリーフィングでは、
「本日全県出動可能です」機長の言葉だった。

112Dは定期点検のため名古屋にいる。
代わって、125Dが八戸にいる。
125DはEC135の新型機体だ。
外見はほぼ同じだが、
内側が少し違う。

無線点検、器材点検を終えて私と長谷川医師は
救命カンファランスに参加する。
約1時間のカンファランスが終わって、
回診が始まる。
ER当番の3名と、骨折手術の麻酔担当医師1名を除いた
19名の救急医師に、
研修医4名、
救急救命士研修の2名を加えた
総勢25名の回診。
チョットした大学病院の教授回診より
大がかりだ。
それが土日を除いて毎日ある。

その朝の救命救急センター回診中だった。
薬物中毒の患者の回診、
ベッドサイドでで気管挿管の必要性を議論している時だった。
「以前、薬物中毒には、胃洗浄を積極的に行った。
しかし、嘔吐による誤嚥窒息事故や、
嘔吐による化学性肺炎が起きて害が利益を上回るようになった。
意識障害がある場合は、嘔吐すると窒息、誤嚥、肺炎の危険が高い。
胃洗浄により嘔吐することがよくある。
胃洗浄の必要があるときは、意識障害があれば
先に気管挿管する。
気管挿管すれば嘔吐しても、気管に誤嚥することは防ぐことができる。
特に石油、塩酸、アルカリの中毒では、
胃洗浄で嘔吐すると、厄介になる」
そんな回診中だった。
10時12分私の右胸ポケットでドクターヘリ出動コードブルーPHSが鳴る。
「あれ、ドクターヘリ出動だね」私は走り出した。
遅れて、長谷川医師も走った。
(続く)


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