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20km地点のCPAにPCPS その4

2014年12月12日 18:38

頸動脈に指を添えた。
触れない。
すぐに、心電図モニターを見る
「CPA,PEA胸骨圧迫始める」私
「交代して」私
隊員が私に代わって胸骨圧迫する。
男性の心電図波形は、
波形は普通だが、頸動脈が触れないPEAだ。
電気ショックは必要ない。
「アドレナリンを1mg注射するよ」
わたしは、救急車の無線機を持った。
黒い電話の受話器の、真ん中の細いところに、ボタンがある。
そこを押しながら話をする。
「ドクターカー今です。
田子救急の患者は、CPAに移行。
収容病院変更します。
収容先は、八戸ER.
PCPS使用予定。
連絡おねがいします」

きっと、救急司令課では、八戸ERに今の情報、かかりつけ病院には、
CPAのため、収容先変更を行伝えるだろう。

ここから搬送時間20分以上ある。
道は峠道で揺れる。
質の高いCPRは難しい。
「ドクターカーに無線を入れて。
後ろを走っているはず。
赤灯を付けて、救急車に近づいて、
自動胸骨圧迫器ルーカスを持ってきて」私
隊長はすぐに黒電話無線機に向かった。

間もなく、救急車は停止した。
後ろのハッチドアが開く。
ドクターカードライバーがルーカスを持って外に立っていた。
ルーカスを患者に装着した。
救急車は走りだした。
そして、スイッチオン。
規則正しい、深い胸骨圧迫が始まった。
アドレナリンの2回目を注射した。
心電図波形が変化した。
心室細動だ。
隊長は救急車を止める。
ルーカスを止める。
心電図波形が、走行中の揺れで、誤った波形に読み違わないように。
車を止めて、心電図波形を読む。
確かに、心室細動だった。
電気ショックを行う。
ショックの後ですぐにルーカスを再スタート。
(続く)


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