スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

20km地点のCPAにPCPS その1

2014年12月09日 18:34

夕方18時00分長谷川医師から手渡されたダイレクトブルーPHS.。
18時17分要請が入った。
八戸消防からだった。
田子町で胸痛男性。ショック状態。
田子町は、青森県と秋田県の県境にある。
伊豆半島の田子(たご)と漢字は同じだが読みが違う。

2分後、八戸ドクターカー1号ラブフォーは出動した。
後部席には私。
赤い災害服に身を包む。

男性の帰宅時間が遅いので、家族が畑に様子を見に行った。
17時30分畑で男性が倒れていたのを発見。
胸が痛い。
冷や汗あり。
自家用車に乗せて自宅へ向かった。
自宅についても、男性は自力で車から降りることができなかった。
胸が痛い。冷や汗大量。
17時55分119通報あり。
八戸消司令課は直近の田子救急隊を出動させた。
ドクターヘリは時間外。
18時6分患者接触。
冷や汗、ショック、胸痛。
急性心筋梗塞を疑った。
隊長はドクターカーを要請した。
現場から八戸ERまで40km。
家族からは、ひと月前に、別な病院に心筋梗塞で入院した。
最近退院したばかりとの情報。

酸素投与、心電図モニターし、救急車は遠隔地田子町を出発する。
八戸市内を目指す。
40km先。

ドクターカーは要請2分後に八戸ERを出発した。
ドクターカー番は私。

私は無線と、携帯電話で救急隊長と話をする。
「ショック、胸痛持続」隊長の声は緊迫していた。
かかりつけの病院の循環器内科までのほうが、
八戸ERより近い。
私は、かかりつけ病院の循環器内科医と携帯電話で話をした。
患者の名前を言うと、すぐに分かってくれた。
「受け入れますよ」循環器医師
わたしはお礼を言って、電話を切った。
そして、田子救急車に電話を入れた。
「収容はかかりつけ病院」
かかりつけ病院では、心臓カテーテル室の準備を開始したはず。
隊長の情報は
「意識が落ちました。
レベル三桁」
ヤバいショック進行だ。
「CPAに注意して」私は無線に返した。

心筋梗塞の心肺停止(CPA)がこの先待っているかも。
最悪のことを考える。

まさか、本当にそうなるとは・・・・
(続く)

・・・・・・
「劇的救命日記」八戸市の書店で2週連続一位です。
東京、大阪でも売れているようです。




コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://doctorheli.blog97.fc2.com/tb.php/1908-b7be9e9f
    この記事へのトラックバック



    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。