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ダイバー隊が海中から救助 その4

2014年11月26日 17:49

15時01分八戸ER
後ろのドアが開くと、大野医師、勝田医師がいた。
ERの自動ドアが両側に開く。
一つの視野に、看護師5名、医師10名入る。
すごいERだ。

丸橋医師と昆祐理医師が水色ガウンを着込んでいた。
ベッドの処置台には、青い布の上に、手術道具が並べられている。
現場で潜った漁師、ダイバー、
集まった消防隊、レスキュー隊、
CPRの救急隊、
そして、海鳥をケチらして岸壁に降りたドクターヘリ。
大勢の本気はERで手術ガウンを着ていた二人に
言葉をかけなくても伝わっていた。
ERナースは細かく動く。
メトロノームが、毎分120 を打ち始めた。
CPRは、山内医師が継続する。
メトロノームにぴったり合わせて。
胸骨圧迫のスピードは毎分100回以上が望ましい。
90回より100回、100回より110回、120回、130回がさらに効果ある。
しかし、一回一回きちんと圧迫を緩めないと、心臓が拡張できない。
研究によると、120回を超えると、圧迫を解除することが難しい。
結論は、最高に効果あるスピードは毎分120回。
ただし、圧迫解除をきちんとできている時。

劇的救命を狙う八戸ERでは、毎分120回。
不慣れな施設は真似しない方がいい。

國光研修医がCPRを継続する。
山内医師と大野医師は、
患者の背中に硬い板を入れた。
ルーカスと呼ばれる、自動胸骨圧迫器械を設定するためだ。
10秒後に、ルーカスが胸骨圧迫を打ち始めた。

鼠径部には、茶色いイソジンが塗られ、
青い手術布がかけられた。
右に丸橋医師
左に昆祐理医師。

丸橋医師は、私が現場からの搬送中に穿刺した大腿静脈の16G針にガイドワイヤーを挿入する。
スムースに入った。
刺入部の皮膚をメスで5mm切開する。
血管の穴を徐々に広げるために、
拡張針を使う。
拡張針の先の穴にガイドワイヤーを通す。
特殊加工されたガイドワイヤーは
生食をかぶせられて、すべすべしている。
2段階に徐々に穴を広げる。
そして、約75cmの長さの、静脈用脱血チューブを右鼠径部から血管の中に進めた。
チューブの先端は心臓のすぐ手間まで。
チューブには心棒が入っていいる。
チューブの直進性をよくするためだ。
ガイドワイヤーと心棒を一緒に引き抜くと、
静脈脱血チューに黒い血液が流れ出た。
勤続鉗子でしっかり閉鎖しておく。
(続く)


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