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中越地震から10年 その14「尿路感染症」

2014年11月14日 18:11

風邪が多い。
23日夕方の震災で、この町の住民のほとんどは広場で野宿している。
建物には恐ろしくて近寄れない。
圧死者も出ている。
小学生もなくなっている。

2日くらいの野宿をみんな経験している。
その野宿で感染したのだろうか、昨日は受診者の半分が風邪であった。
症状はみんな同じで、数日前から出てきたのどの痛みである。
用意してきたロキソニンとPLがなくなりそうだ。
いやPLはなくなった。
国立国際医療センターの薬剤師から、中居さんが、必要分をもらっていたのだ。
尿閉の老人が受診した。
3回目である。
バルーンを入れざるを得ない。
八戸隊は持ってきていない。
国立国際医療センターチームへ患者をハリヤーで連れていった。
尿が大量に出た後で、大感謝された。
「ガツンという揺れが、ずーと続いたんです。
終わるかと思ってもまだまだ続くのです。
揺れの中を外へ何とか出ました。
軽トラックの荷台につかまりましたが,
しかし振り下ろされました。
このような経験は80年間ありません。」
震えながら話してくれた。
本日から中学校には千葉県の看護協会から、
訪問看護専門チームが派遣されていた。
彼女らにこの老人を引き継ぐことにした。
中越地震37

千葉県の看護チームは早速い働きをした。
バルンカテーテルを留置したまま、床に寝ると尿路感染が合併する。
役場に連絡を取り、老人ホームからベッドを借り受けた。
この広い体育館では,燦然と輝く1台のベッドだった。
中越地震35

奥様と一緒ににこやかに座っていた。
ベッドに腰掛けることで、奥様の膝の痛みも治ることだろう。
尿道カテーテル留置とベッド、とてもいいことをした気がする。
なんだかさわやかだ。
やけどは、下肢に多い。
地震は炊事時間帯に発生した。
味噌汁を足にかけた人が多い。
グラッと来たときには、テーブルの下に隠れたが、
その後ガスを消すために、再びテーブルの下を離れた。
ガスコンロまで行くと、すでに火は消えていた。
天然ガスのホームカットの安全装置が働いていたのだ。
残念ながら、そのときに、鍋がひっくり返って火傷したそうだ。
熱傷処置は持ち込んだ生食で洗浄した。
軟膏を当てて毎日処置することにした。
(続く)


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