Last Message 海猿 その4

2014年10月18日 19:12

「南相馬病院の太田と申します。
今先生の本を読んでいます。
私、名古屋大学から
最近南相馬病院に派遣されてきたばかりで、
そん中で震災にあったです。」
「私の事知っているの」
「もちろん」
「そうなんだ。大変だったね」
ひげも伸びている。
苦しい毎日だったろう。
小さな病院で、使命感で頑張っている。
彼は、きっといい医師になるはずだ。
「ところで、すぐ南相馬病院へ帰る?
それとも、この船に乗って少し作業を手伝う?
手伝ってくれればうれしいな」
「いいですか、船に乗っても」
「ヘリが離陸するまでの間、あと30分くらい」
「是非、やりたいです」

私は、この震災、津波、放射線の被害現場の病院にも、
自分の本を読んでいた若い医師がいたことに少し感動した。
久しぶりに温かさを感じた。

8時20分一機目Bell 212に2名の患者を乗せた。
一番搭乗は私。

あとに続く2名の医師に、少しでも患者の病態を把握する時間をあげるために、
先発は私。
まだ、患者情報を完全に把握する前に離陸の順番が来る。
DSC08730 (500x375)

巡視船いずの後ろのデッキは緑色に塗られている。
DSC08757 (500x375)
船首左舷に小さなドクターカー2号が駐車している。

その中央に設置していたBell 212に患者が左横のドアから乗せられた。
ドアを閉めて離陸準備OKと.機長が宣言する。
「エンジンスタート」機長
複雑な計器とスイッチを機長は声を出して確認しながら
離陸までの手順進めた。
エンジンスタートから離陸までは
7分から10分くらいはかかった。
救急ヘリ専用機体のEC135との違いを感じた。
EC135なら3分くらいで離陸する。

機長が秒読みする。
かっこいい。
「3、2,1.離陸」
DSC08761 (500x375)

(続く)

・・・・・・・
本日.10.18 土曜22時から
BSフジ
4回連続放映の
「一滴の向こう側」 
いよいよ最終回です。
お見逃しなく


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