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Last Message 海猿 その1

2014年10月14日 19:03

海猿Episode 4

2011年3月20日 震災10日目の朝を迎えた。
八戸DMATは昨日200名、その前100名、
合計300名の患者を福島原発30km圏内から搬出した。
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震災防災ヘリ


目標400人まであと少し。

残りは重症患者らしい。
その残りの患者を本日は、ヘリコプターで広域搬送する。
ドクターヘリは一度に1名しか運べない。
複数運べる自衛隊や、海上保安庁、消防のヘリを今日は使う予定。

われわれのmissionは、
南相馬病院の8名の重症患者を
新潟市民病院へ空輸すること。

使用する機体は海上保安庁のヘリコプター3機。
集合場所は、福島県相馬港。

相馬港は、津波被害が大きかったはず。
津波被害で、港に危険物や漂流物があり、大型船はよりつけなかったのだ。
昨日、港から大きな漂流物、沈没物を取り除いたばかり。
新聞によると、前日に、港がようやく使えるようになった。

朝五時半起床。
六時に出発。相馬港はかろうじて爆発30km圏内には入らないはず。

ドクターカー2号はカーナビにそってすすむ。
海が近くになり、異様な光景が広がった。
DSC08725 (500x375)

高い建物はなくなっている。
DSC08724 (500x375)

倉庫は一階部分を持っていかれて空の状態。
道路わきには、
ドアに黄色のテープでXのマークが貼られている車が
不自然に放置されていた。
おそらく、津波で流され、電柱などにひっかかって止まった車。
海水がエンジンに入り動かなくなった印が、
黄色のテープXだろう。
道路は通行できた。
御嶽山爆発事故もそうだが、
国民が窮したときに、
本当に頼りになる自衛隊。

自衛隊が、重機を使って道路上の障害物を撤去したものと思われた。

道路は工業団地の中を通っていたはずだが、
そこに見えたのは工場には見えない倉庫の残骸だけだった。

相馬港は広い。
ドクターカーは港にある多数の岸壁の一つに近づいた。
目的地は2号埠頭だが、平時ではあるはずの標識や看板は
津波の後で期待できなかった。

遠くに、無機質なコンクリートと瓦礫の場所に人間が一人いた。
(続く)


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