Limit of love 海猿 前編

2014年10月12日 18:58

海の町、八戸では時々海難事故が起こる。
太平洋上に出動することは、都市部では経験できない。
夏の感動的な経験をお話しよう。
出動要請はお盆で、救急室がごった返している夕方に突然来た。
ミッションは
「三陸沖約400kmの洋上の船舶内にショックで呼吸困難の患者がいる。
八戸海上自衛隊救難ヘリコプターに同乗し、夜の太平洋に出動してくれ。」
40歳代男性。
12時頃、三陸沖漁場で操業中の漁船にて
冷凍されたカツオが十数匹落下し頭部に当たり卒倒した。
呼吸苦を訴え、顔色が不良となったので船舶無線で救助要請。
海上保安庁は、八戸海上自衛隊と当センターへ出動依頼をした。
その時点で、私は伊藤英明になりきっていた。

私と看護師の乗った海上自衛隊救難ヘリは20時30分に八戸飛行場を離陸した。
洋上救急神田ナース
神田ナースと私

ドクターヘリは日中のみ出動する。
それもせいぜい片道200kmが限界である。
自衛隊ヘリは夜間もさらに今回のような片道400kmの飛行も可能である。
22時にわれわれは現場海域に到着したが船舶は見つからず、
漆黒の太平洋の上、通報された位置も不正確であったことから、
残り燃料を気にしながら約45分間空から探し続けた。
海猿二人
ヘリコプター内では、ヘッドセットを外すと、ヘルメットに口を近づけて会話
エンジン音は巨大

船舶発見後、ヘリは船舶上空に停止し、
ロープが降ろされる
レスキューロープと海猿

海猿1名がヘリからロープ降下する。
真っ暗な海に漁船

漁船に空から降りる、

漁船に海猿降りる
漁船に海猿着地、外は真黒

もう一人の海猿がロープを把持
もう一人の海猿はヘリ内でロープを把持、いざとなったら自分も海へ、ウェットスーツを着ている


患者接触
患者と接触した。



漁船はかなり揺れる
漁船の救助活動はヘリから見えない

ロー王の下に患者
ヘリ内の隊長から「訓練じゃないんだ、早くしろ。帰りの燃料はカツカツだ」無線で海猿に指令が飛んだ。

真っ暗な海
外は真っ暗、潮のにおいが強い

漁船乗組員

大揺れの漁船
大型ヘリのダウンウォッシュで漁船は大揺れ

23時2分、患者は全脊柱固定されホイストでヘリに収容された。
患者が上がってきた

ようやく、治療が始まる

(続く)


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