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サンダーバード三菱製紙工場 後編

2014年09月12日 18:04

機長は2本のスキッドを地面にぴたりと設置させた。
空中では機体と一緒に移動していた自身の体だが、
物理的には、自重を少し軽く感じる。
スキッドが着地した瞬間に元の重力を感じる。
「右のドアが開きます」そう言って整備長は先に左前ドアを開けて外へ降りた。
ドアを開けた時、
メインローターが起こす風と、高音のエンジン音と同時に、ドクターカーのピーポー音が外から飛び込んできた。
左ドアからはドクターカーの位置が見えない。
ドクターシートから死角に入ったドクターカーだが、
ピーポー音で傍まで近づいたことがわかる。
ドクターヘリとドクターカーのほぼ同着だ。
もっとも、ピーポー音がするということは、
まだドクターカーは停車していない。
メインローターの半径5mより十分に離れて車を停車するルール。
EC135は全長: 10.20m 、全高: 3.51m、メインローター直径: 10.20m。
天井のプロペラと、全長がおなじ10.2m。
メインローター[プロペラ]は回転すると透明になる。
どこまでがプロペラか判断難しい。
着陸したEC135の全長が約10mだ。
その半分の5mがプロペラの半径。
プロペラの半径から十分距離を離して車は停車する。

私がドアから降りると、ドクターカーの角田医師、小野寺研修医も近づいてきた。
3人の医師とフライトナースが救急車に乗り込む。
梅谷研修医は家族から外で病歴を聴く。
このような現場活動で
現場時間が大幅に短縮できる。

10分後、EC135は患者を乗せて離陸した。

八戸ドクターヘリの昨年度の現場活動時間平均15分。
国内最短が兵庫県但馬ドクターヘリ。
それに次ぐスピードだ。
八戸ドクターヘリの現場活動の素早さはこのような工夫から生まれる。

早いがうまい!

サンダーバード三菱製紙工場 完
 



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