無医村に花は微笑む その1

2014年09月05日 18:29

その日は、3度目の出動だった。

林業の作業中に、大きな木が覆いかぶさって下敷きになった。
太さ50cm。

119通報が入った。
その19分後ようやく救急車が現場に到着した。
岩手県宮古消防は救急隊が現場到着する前にドクターヘリ要請した。
村の名前は田野畑村。
田野畑村は、以前は陸の孤島と言われた地域。
いまでも、盛岡の高度救命救急センターまで
陸路で2時間はかかる。

運悪く岩手県ドクターヘリは釜石地域に出動中だった。
重複要請だ。
八戸ドクターヘリに要請が回ってきた。
南方面の天気はいい。
岩手県堺の階上岳がきれいに見える。
昼に出動した時は、上空450mより
太平洋はずっと向こうまで視界が効いていた。
ハワイ諸島までは見えないが。
出動を決定した機長と整備長は
EC135に追加給油する。
患者を乗せて収容する病院が、
万が一八戸以外だと、
そこに給油設備はない。
距離が近ければ問題ない。
遠距離だと、帰りの燃料が心配。
今回、
八戸→岩手県太平洋→盛岡の病院→八戸
では、途中に給油施設がない。
だから、八戸離陸前に追加給油する。

112Dは野田頭副所長を乗せて離陸した。
(続く)


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://doctorheli.blog97.fc2.com/tb.php/1814-290112de
    この記事へのトラックバック