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救急脳外科今野参上 その6

2014年07月11日 18:03

18時21分男性と吉村医師を乗せた救急車は八戸ERに滑りこんだ。
ハッチが開くと、藤田医師がいた。
吉村医師はERで待ち構えていた藤田医師にチューブを渡す。
吉村医師は麻薬のフェンタニールの指示を出す。
気管挿管を安全にするために、鎮静剤に加えて、
麻薬を使う。
私が、八戸市立市民病院救命救急センターに赴任して、麻薬使用量が増えた。
麻薬フェンタニールの使用量は、救命センターが院内で一番使う。

藤田医師は頸椎固定のカラーを外した。
今野医師は患者の首が喉頭鏡操作で屈曲しないように、首と耳を両腕で固定する。
プロポフォールと麻薬で十分鎮静された男性の口に、
銀色の喉頭鏡が入る。
安全に気管挿管できた。
さすが、八戸研修医上がりだ。
うまい。

チューブ位置確認と固定を行う。
そしてCT室へ移動だ。

家族の到着はまだ。
会社の関係者が空になったドクターカーに乗せられて遅れて病院につくはずだ。

男性は劇的救命チームに囲まれてCT室へ移動した。
吉村医師は、次の出動のために救急バッグに物品を補充した。

CT結果は、吉村医師の現場判断通りに、エピドラだった。
それも大きい血腫で、脳を圧迫していた。
「ここから、手術室へ移動するよ」今野医師
それぞれ走る。
手術室で全身麻酔準備をするもの、
ERで会社関係者に説明するもの、
輸血をもらいにゆくもの、
すでに全身麻酔は始まっている。

今野医師執刀で頭の手術が始まる。
40歳代男性。
1時間前までは、健康。
一家の大黒柱。
救命しないといけない。
社会復帰を目指す。

手術は成功した。

手術後に救命救急センターに入院した。
(続く)


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