救急脳外科今野参上 その4

2014年07月06日 18:57

ダイレクトブルーPHSを受けたのは藤田医師。
藤田医師は3年目。
救急志望で八戸の研修医に入り、
念願の救急医を目指す。
東京慈恵医大卒業。
光銭医師、明石医師の後輩だ。
よく勉強している。
患者もよく診ている。
藤田医師は、ERの隣のベッドで診察中の、
救急脳外科の今野医師に話しかけた。
「40歳代男性、墜落、エピドラ、GCS4,除脳硬直来ます。循環安定」
「それじゃ手術室準備だ。CTとったら、直接手術室へ行くよ」今野
頭部外傷で大事なことは、酸素化と循環。
多発外傷で、胸、腹、骨盤に大きな外傷がるときに救命できない。
気管挿管の前に、もう一度、呼吸循環を確認する。
すなわち、胸の動き、触診、SpO2、超音波、下肢の長さ[骨盤骨折のサイン]を診る。
異常なかった。
気管挿管に入る。
その前に頭部外傷では頸髄損傷も合併することがある。
四肢の動きを診る。
両足は突っ張る。
腕も突っ張る。
つまり,弛緩する麻痺はない。
頸髄損傷はなさそうだ。
だが、安心できない。
なさそうとないは違う。
気管挿管時に、頸椎に負担がかからないようにする。
首を屈曲しないで挿管する。
男性は歯を食いしばる動作をしていた。
鎮静剤を使い挿管だ。
輸液ルートを取る。
20Gの針を肘の静脈に刺した。
どうじに、採血をする。
すぐに手術室に行けるよう、
病院前での細かい配慮だ。
ドクターカーバッグから血液検査用の試験管を出した。
(続く)


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