救急脳外科今野参上

2014年07月03日 18:54

誰かのピンチに、颯爽と駆けつける助っ人ってかっこいいですよね。
そして名乗りを上げて、参上とか見参とか推参とか言って締めるわけです。
・・・・・
エピソード1
男性。道路横断中に車に跳ねられた。
目撃者の通報内容では呼びかけに反応するが、
数メートル飛ばされる高エネルギー事故に対して、
中部上北消防は、八戸ドクターヘリを要請した。

八戸ドクターヘリは吉村医師と和田医師を乗せて離陸した。
運動公園でドクターヘリは、
その数分前に到着した救急車とランデブーした。
吉村医師と和田医師、フライトナースは救急車で男性の診察を開始した。
救急隊長の話だと、
衝突した車のフロントガラスが割れていたという。
車は軽。
軽自動車に跳ねられた時は、軽のバンパーが低い位置にあり、さらにボンネットの鉄板が薄いので、
骨盤や腹部、胸部を強打することは少ない。
その代り、フロントガラスに頭を強打する頭部外傷が増える。

ドクターヘリで八戸ERに到着した男性、
やはり、頭部外傷だった。
開眼するが言葉は出ない。
痛み刺激を払いのける。
手は握らない。
嘔吐を繰り返す。

頭部外傷で脳が腫れる。
頭蓋骨の内側の容量は一定。
脳は頭蓋骨の中に一杯に膨らむ。
脳が腫れる時の症状が、頭痛と嘔吐。
嘔吐は、脳が腫れている証拠。
更に、腫れる。
頭蓋骨は一か所骨がない場所がある。
そこめがけて腫れた脳はあふれ出てくる。
それが脳ヘルニア。
極端に意識が悪くなる。
そうなる前に、治療が必要だ。
(続く)


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