ヘリ4回目はサンダーバード作戦 その10

2014年05月27日 18:48

次に、心臓超音波検査を行った。
すぐに、処置すべき異常をみつける。
例えば、心タンポナーデを。
心タンポナーデはなかった。
腹腔内出血なし、大動脈瘤なし、腎臓異常なし。
心臓は、元気よく動いていた。

右腕のシャツを切った。
そして、ゴムを腕に巻いた。
静脈が浮き出た。
肘の高さで、静脈がタバコの太さ以上に張れていた。
注意深く、静脈留置針を肘の血管に刺した。
そして、不整脈予防に、リドカイン100mgを投与した。

心電図12誘導を検査する。
「あれ?心筋梗塞なはずだけど、ST上昇がよくわからない。
変だ」
体温測定した。
そして、ダイレクトブルーPHSに電話した。
「心拍再開。しかし、また止まるかもしれない。
PCPSは念のため準備しておいて。
循環器医師をスタンバイお願いします。
カテーテル室用意」

17時52分救急車は八戸ERに滑り込んだ。
心臓は動いている。

循環器医師たちが、素早い心臓カテーテル治療のために待ち構えていた。
丸橋救急医たちは、PCPS導入手術のために、手術用ガウンを着ていた。
そんな中、男性はER2ベッドに入った。

昏睡状態、
手足は動かない。
呼吸はある。
心電図12誘導が検査された。
心臓超音波検査。
血液検査。
ガス分析。
胸部レントゲン検査。
てきぱきと進む。

循環器医師たちは、
男性を心臓カテーテル室へ連れて行った。
(続く)


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://doctorheli.blog97.fc2.com/tb.php/1720-c3940993
    この記事へのトラックバック