ヘリ4回目はサンダーバード作戦 その7

2014年05月24日 18:41

向かっているのは私。
気合は十分だ。
最悪の心停止から、社会復帰を目指す段取りができている。
スピードが命だよ。
オシム監督も言っている。
「サッカーでも、救急[脳梗塞]でもスピードが命だよ」
上村隊長は隊員と会社同僚を総動員して、素早く
救急車に男性を収容した。


上村隊長は、携帯電話を鳴らした。
ドクターカーのドクター携帯の番号を押した。
「60歳男性、会社駐車場で卒倒、市民AED作動、
Bystander CPRあり。
倒れた瞬間の目撃はないが、
同時刻のすぐ前歩いているのを目撃あり。
倒れてから発見まで時間経過は短い。
救急隊現着時、心静止。
間もなく、VFに移行した。
2度目の電気ショックを市民AEDの使いそのまま、
救急隊が行った。
現在、心拍再開し、呼吸は弱い。
これより現場を出発する」

17時27分現場からサイレンを鳴らしておいらせ救急車は出発した。
目指すは、劇的救命ドクターカーとのドッキング地点。
おいらせ救急車は南に向かう。
ドクターカーは北に向かう。

だが、現実は甘くない。
3度目の心停止が待っていた。
男性の呼吸が止まった。
救急車は停止した。
AEDからメッセージ。
「ショックが必要です。はなれてください。
オレンジ色のボタン押してください」
上村隊長は、隊員にCPRを止めさせた。
17時26分オレンジ色のショックボタンを押した。
波形は心室細動だった。
手順通りにCPRを再開する。
再び救急車は走る。
(続く)


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