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脳出血にドクターカー その1

2014年05月06日 18:55

救命治療は常に成功するとは限らない。
重症度がわれわれの技量を越えている時は、
助からない。

ずいぶん前の話。
まだ雪があるころ。

娘が帰宅すると風呂の脱衣所で母親が倒れていた。
娘は119通報した。
通報内容は、「意識ない、痙攣中」
直近の消防署から救急車が
八戸ERからドクターカーが、それぞれ同じ時刻に出動した。
救急隊が現場到着時、
患者の、痙攣は治まっていた。
運がよかった。
道路の雪は完全に除雪されていた。
ドクターカーは何時も通りに
高速でユリノキ通りを走った。
救急隊にそれほど遅れルことなく、ドクターカーも現場到着した。

吉岡隆文医師は患者を診察する。
気道は、ごろごろしている。
昏睡状態の印だ。
昏睡状態で、気道が狭くなっている証拠。
手で顎を持ち上げて気道確保はすでに、
救急隊長が行っていた。
呼吸数は20回。酸素マスク処置が行われていた。
脈拍はしっかり触れる。
むしろ強く触れる。
脈圧が大きいことが予想できた。
脈圧とは、収縮期血圧-拡張期血圧。
脈拍は80で速くも遅くもない。
意識は、上肢を曲げる、下肢を伸ばす形。
除皮質体位だ。
眼は開かない。
言葉は発しない。
体温は高くない、低くない。

次は、血糖値チェックだ。
輸液のために、針を肘静脈に刺す。
同時に採血する。
血糖測定器に一滴入れた。
20秒で結果が出た。
180mg/dl。
やや高いが、昏睡状態にはこれではならない。
(続く)


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