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2歳出血性ショック その4

2014年04月06日 18:39

現場に着いた河野医師からダイレクトブルーに電話が入った。
受けたのは軽米医師
「冷や汗あり、頻脈、顔色不良、意識障害、超音波異常なし、
輸液1ルートで離陸します」

私は、軽米医師に再確認した。
「重症、軽症?」
「重症です。
意識障害、頭部外傷かと」

離陸したJA112Dから無線が入る。
ドクターヘリは医療無線でCSと話をする。
八戸ヘリと青森県病ヘリの医療無線の周波数は同じ。
高度400mに上がると、
双方の無線が重なる。
その時は、どちらかが譲る。
現場に向かう方が優先。
去る方が無言。

八戸に近づいたJA112Dから無線が入った。
「酸素飽和度低い。肺挫傷ある。
開眼も刺激でようやくする程度、意識悪い」河野医師

16時32分八戸ヘリポート着陸
女児は直ぐにERへ向かう。
移動しながら私は意識を確認する。
声が出ない。
眼が開かない。
手を動かさない。
悪化している。

吉村医師は先に走り出した。
走り去る後姿から声がする。
「ソウカン準備だ。
GCS4点」
(続く)


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