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ドクターカー・ドクタージェット その7

2014年03月28日 18:07

翌日,経管栄養開始。頭部単純CTをとる。
脳腫脹の所見であった。
また,尿量排出不良がありエコーで膀胱内に凝血塊を認めた。
膀胱瘻チューブが詰まっていた。
さらに太いチューブに入れ換えを行った。

4日目,左瞳孔に対光反射を認めた。
明るい兆しだ。
意識が戻るかも知れない。

5日目発熱出現。
6日目,血尿が濃くなった。
膀胱造影を行うと造影剤の漏出像を認めた。
膀胱破裂がある。
頭部,胸部~骨盤のフォロー単純CTでは脳腫脹が軽快した。
大動脈損傷は著変を認めなかった。
膀胱修復について考えた。
膀胱単独外傷なら、
膀胱ロウや、フォーリーカテーテル留置で膀胱を減圧することで自然に治る。

しかし、多発外傷でさらに骨盤骨折がある場合に、
膀胱破裂が治らない事もある。
その場合は、骨盤膀胱周囲に膿が沸く。
翌日に膀胱手術の方針となった。

7日目,膀胱修復術を実施した。
術後より睫毛反射を認めた。
意識レベルはE2VtM1となった。
11日目,胸部大動脈損傷に対するステントグラフト内挿術を数箇所の施設に打診した。
札幌市手稲渓仁会病院だけが、リハビリを安全に積極的に行うために、
ステントグラフト内挿術をするべきだ。
と言う意見だった。
栗本医師は、外傷による大動脈損傷に対するステントグラフト内挿術の名人だ。
話は、直ぐに決まった。
明日転送する。
そして手術。
さて、どうやって転送するかだ。
〔続く〕


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