ドラマを越える八戸ヘリ  最終

2014年02月28日 18:23

12時2分八戸ヘリは○川市、弘前大学を立ち
八戸市立市民病院ヘリポートに着陸した。

その少し前青森県病ヘリは八戸を出て、基地に戻った。
兄と弟は顔を合わせることなく、
すれ違った。
いや、
同じ瞬間の大空を共有していた。
DSC08928 (500x375)
   (別な日の写真です)
・・・・

15時43分また、八戸112Dにに出動要請だ。
今度は
十和田湖に近い○○村。呼吸がない患者。
119番通報内容で指令課がドクターヘリを出動させる。

15時52分離陸。
DSC08941 (500x375)
夕方まで天候は良かった。
16時3分。○○中学校に着陸。
16時4分診療開始。
われわれは接触に接触した。
へき地であるのに、
119通報から20分少しで医師の診察が始まる。
手を握ることができる。
回復している。
呼吸が早い。

左片まひが残っている。
尿失禁あり。
痙攣発作だろうか。
その少し前に、痙攣あったのだろうか。
大きな痙攣で呼吸が止まったのだろうか。
その原因は?
すぐに、動脈血ガス分析採血をする。
ERに戻って、検査するため。
現場で痙攣があったことを証明できる。
おそら血液は酸性になっているはず。
血液の酸性を治すために、
呼吸が早くいなっているのだ。
きっと。

舌が切れていた。
尿がもれていた。
痙攣らしさがさらに高まる。
さらに痙攣の原因まで探る。
脳梗塞かもしれない。

そう思った私は、携帯電話をポケットから出した。
ダイレクトブルーを鳴らした。
「ドクターヘリの患者、
脳卒中あるいは、痙攣。
ダイレクトCTおねがいします」私
16時15分。離陸
16時25分八戸市立市民病院ヘリポートに着陸した。

離陸して、すぐに窓から見えた。
この村にある、キリストの墓上空を通過する時、
飛行の安全を祈った。
村の別名はヘブライ村。

今日はあっちこっち飛び回った。

機長、整備長お疲れ様でした。

「ドラマを越える八戸ヘリ」  完



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