月曜日ERから入院31名! その15

2014年02月04日 18:57

救命センター受け持ち患者は110名。
救命救急センター30床と救命病棟あわせて
74床のほかに約40名を院内の病室を借りて入院させている。
だから、心臓外科病棟にも入院患者がいた。
深夜に患者を動かすのに、自分の診療科だと簡単だ。
私は、両拳を握った。
師長は心臓外科病棟に電話を入れて説明した。
私は、小児科医師に電話を入れた。
まず、謝る。
「時間がかかって申し訳ない。
解決しました。
ICUで受け入れます」

それから少ししたころ、
結核患者と引き換えに、べっドを移した頭部外傷の男性の血液検査が狂う。
「二酸化炭素が上がってきました」ナース
二酸化炭素が上がると、脳の血管がふくれる。
そうすると、脳の体積が増える。
その結果、脳の圧力が上がる。
血圧と脳の圧力の差が、脳の血流だ。
脳に、血が行かなくなると、
脳が死ぬ。

だから、二酸化炭素に敏感になる。
人工呼吸の圧を増やせば、二酸化炭素が減る。
ただし、そうすると、血圧が落ちる。
血圧が落ちると、脳に血が行かなくなる。
脳集中治療は難しい。

人工呼吸器設定を変えながら、
一番よいダイアルを選ぶ。
(続く)


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