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月曜日ERから入院31名! その8

2014年01月28日 18:47

勝田研修医が近づいてきた。
今日の当直だ。
東京生まれ、杏林大学卒。
救急医志望だ。
「ER8ベッドにいる肺炎+肺結核の男性。
入院させたいが、
陰圧室の確保ができないでいる。」
「OK,救命救急センターの陰圧室を使おう。
今、陰圧室に入院している患者を別なベッドに移すから」
「前医の情報では、
結核菌は検出されなくなっているそうです」
結核患者を、救命センターに入院させるときは、
結核菌が出ているか否かで入院する部屋を変える。
結核菌が出ていれば、部屋を陰圧にして、
そとから空気が部屋に入るが
部屋の空気は外へ漏れない。
つまり、細菌は救命センターに蔓延しない。
そんな、仕組みを使う。

わたしは、赤い災害服のまま、
2階のセンターに上がった。
第一陰圧室には、頭部外傷男性が人工呼吸中だった。
第二陰圧室には、急性気腫性壊疽性胆嚢炎、敗血症、
腎不全、呼吸不全、血小板低下、
黄疸の患者が命をつなげている。
今日、透析用のシャント手術を終えたばかり。
計算された敗血症予測死亡率は、90%。
前医の治療開始遅れを、
手術と、集中治療で何とか命をつないでいる。
担当は、広島大卒吉村医師。
シャント手術は、野田頭副所長が執刀した。

私は、第一陰圧室の頭部外傷男性の移動をナースにお願いした。
ナースはなれたもので、
「はい、わかりました。
すぐに、患者ベッド移動します」

私は、階段を下りて、ERに向かった。
救急医は走る。
足にはナイキを履く。
(続く)


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