夏坂のクラッシュ症候群 後編

2013年12月20日 18:54

赤車ドクターカーは現場に近づく。
救急車と無線交信しながら、
国道でドッキングした。
濱舘医師が患者に接触時は、心肺停止。
救急車内ではCPRが行われていた。

気管ソウカン、
輸液ライン確保。
急速輸液。
アドレナリ注射。
メイロン投与。

さらにもう1ルート輸液ラインを確保した。
3分ごとにアドレナリを注射した。
八戸ERに入室するまで、
10アンプル使用した。

八戸ERでは、胸腔ドレーンを入れてCPRを継続した。
自動心臓マッサージ器(オートパルス)を使い
搬送した。
残念ながらER到着時は、変わらず心停止だった。
永眠。

クラッシュ症候群の記事
以前も上げています。

挫滅症候群、
「2回心停止した重症外傷」
http://doctorheli.blog97.fc2.com/?q=%EF%BC%92%E5%9B%9E%E5%BF%83%E5%81%9C%E6%AD%A2%E3%81%97%E3%81%9F%E9%87%8D%E7%97%87&page=2

長時間の圧挫後に、
概ね4時間以上、
救出されたときに
救出直後に起こる、
現場で心停止する。
高カリウム血症から心室細動になりやすい。
smiling deathといわれる。
救出直後は話できる。
救出後ほっとする。
患者もレスキュー隊もほっとする。
だが、そのすぐ後で急変する。
救出前から高カリウム対策が必要だ。


「夏坂のクラッシュ症候群 完」


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