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ボタンの掛け違い その1

2013年12月08日 18:08

70歳代男性。
自転車とトラックの交通事故。
朝6時に跳ねられた。
直近の○○病院へ搬送された。
血圧、脈拍、意識よい。
当直医が対応した。

レントゲン、頭部CT,腹部骨盤CT撮影、血液検査。

肋骨骨折と肩甲骨骨折がみつかり、
整形外科医が自宅から呼び出せれた。
緊急は要しないとの判断。

午前8時を近くなり朝の出勤時間、
外科医に相談の電話が行った。
外科医は早めの診察。
腹部出血と肝臓の損傷がありそうだ。
「血管内治療目的に転送すべき」
ぞの時点で血圧はよかった。

8時半八戸ERに転送依頼が来た。
「いいですよ、ドクターヘリを使ってはどうでしょうか」丸橋医師。
ヘリ番の吉岡隆文医師にもすぐに情報が伝わった。

「バイタルサインいいらしいですよ。
腹腔内出血です。
ヘリで迎えにいってください」濱舘医師が吉岡医師に伝える
「うーん、過小評価が怖いなあ」吉岡医師

待てども、ドクターヘリ要請はなかった。

吉岡医師の開口一番のことばは、
こんなことがあったからだった。
それは、・・・・
・・・・・
この12時間前に時計を戻す。

中学生が同じ病院から転送されてきていたのだ。
交通事故。

こちらは腹膜炎、腹部外傷。
バイタルサインはよいはずだった。
ドクターカーで出動したのは野田頭副所長。
救急車とは途中の国道でドッキング。
前医に長時間とどまり、
いろいろな検査をしていた。
だが、ドクターカーが救急車と
接触時ショック。
えっつ、ショック???
事前情報との食い違いに、
野田頭副所長はひるまない。
輸液路を増やして急速輸液を始めた。
搬送時間は長い。
八戸ERに着く頃には血圧は上向いた。
それまでが輸液不足であった。

前医の過少評価と輸液不足がショックの原因だ。
危ない。
(続く)



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