熊に襲われた その2

2013年12月01日 18:48

格闘は終ったか?
助かったか?
男性は生きている。
そう思った数秒後、
また、熊は男性に突進してきた。
2度目の格闘だった。
熊は、1mくらいの大きさ。
月の輪熊の小熊相当。
また、熊は男性から離れた。
母親は恐ろしい光景を目撃し、
手出しは出来なかった。
3度目の襲撃は直ぐだった。
頭、腕、腿を噛まれ、引き裂かれた。
男性は素手で応酬した。
また熊は男性から離れた。
今度は、先ほどより離れた距離がある。
その隙を男性は逃さなかった。
「逃げるぞ」
離れたところに避難していた母親に叫び、
熊に背中を向けて走り出す。
熊は追いかけてこなかった。

林道に止めた車の手前にあるダムの事務所。
そこに、親子は救出を求めた。
事務所員は、119通報。

八戸消防は救急車を1台出動させた。
ポンプ車を1台出動させた。
ドクターヘリ要請をかける。

ドクターヘリ出動コードブルーPHSが鳴りだす。

私と梅津研修医はCSの部屋に走った。
CSは電話中だった。
われわれの気配に気づき後ろを振り返った。
「熊外傷、男性1名。田子町の山奥」
「山奥と言うと、夏坂?」
「そうです」

夏坂は、先日交通事故があったばかり。
めったに車が通らないので,事故の発見が遅かった。
秋田県と青森県の県境の峠。
現場はその峠から山に入ったところ。
(続く)

追伸:今日は八戸JPTECお疲れ様でした。


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