スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ドクターヘリ運行調整委員会 その2

2013年11月23日 16:17

私はマイクを持った。
北奥羽開発促進協議会からの青森県、岩手県、秋田県に対する要望が
救急医学的に妥当であること。

関西連合、中国地方連携では、近い基地病院から現場に出動している。

北東北の現行ルールは医療に恵まれない県境地域にそぐわない。

来週の北東北3県におけるドクターヘリによる広域連携の会議では、
より積極的に、理想に近い意見を述べてほしい。

県境の救急医療体制と、
ドクターヘリ重複要請に対する対応を別に議論してほしい。
多くの委員はうなづいているかに見えた。

青森県医師会代表が手を挙げた。
医師会代表は、私が研修医の時の指導医。
私は彼を尊敬している。

「青森県からドクターヘリが他県に出動し、
その間に青森県で重症患者が発生したとき、
青森県ドクターヘリが県内に出動できないことになる。
それでは県民が納得しなのではないか。」
(デーリー東北新聞記事11月22日参照)

県庁の事務局はうなづいている。
たしかに、青森県のこと思えばその通り。

議長が少し間合いを取って、
私の意見と
県医師会の意見についてみんなに振った。

みんな沈黙。
消防長も手を挙げない。

議長は医学的に解説した。
わたしは、
議長の言葉が終わったのを見て手を挙げた。

「救急医療の原則は、
目の前の重症患者に全力で立ち向かうことです。
そのためには、他県のヘリ、他県の施設、他県の輸血を当たり前のように使う。
命を救うために。
同じ日本人、人間です。
自県で起こるか起こらないかわからない状況で、
自分の医療資源を温存することはない。
困っている患者や施設に惜しみなく提供する。
他県から応援を求められたときにそれを断ることは救急医療ではない。
ドクターヘリは救急医療だ」

議長が県庁事務局に問うた。
「この委員会で決定できるのか、
それとも意見を聞くだけの会議か」
県庁の課長が答える。
「意見を聞いて、それをもとに次に進む。
意見は意見として聞いて、
先ほど話した、
現状の枠組みとルールで実施するのは問題ない
と三県連携会議に青森県の意見として提案する。
(デーリー東北新聞記事11月22日参照)
他県の事情に青森県が踏み込むわけにいかない。
特段問題が起きていないので、現状のままで。
青森県としてはそこまで。
ご理解を」
県庁職員も心では私の言い分を理解し、同感しているようだが、
立場上は、そうは言えないらしい。
[続く]


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://doctorheli.blog97.fc2.com/tb.php/1538-9bf90267
    この記事へのトラックバック



    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。