アナフィラキシーショック救命 その3

2013年08月24日 18:12

ところで、なぜ筋肉注射でアドレナリンを投与するのでしょうか。
すぐに投与できるからです。
皮下注射ではダメな理由は?
アドレナリンの血中濃度が最高値に達するのは、
皮下注射だと34分後、
筋肉注射だと8分後といわれている。
早く効くのが筋肉注射。
静脈注射は?
一度に大量のアドレナリは静脈注射されると、
心停止するから、薬剤の減量が必要になる。
慣れている医師が静脈注射するなら問題ない。

太腿の骨格筋は血流も豊富で理にかなっている。
さらに、アドレナリンによって皮下の血管は収縮する。
しかし都合がいいことに、
太腿などの骨格筋の血管は拡張し吸収が早くなるんです。


約2分でアドレナリ効果あり。
救急車に収容して、体を見た。
真っ赤に染まっていた。
「まだまだだ」
「トウコツ触れません」
「アドレナリ0.3mg筋肉注射。」
太ももに打つ。
ゴムを腕に巻く。
点滴を開始するためだ。
血管は良く見えた。
アナフィラキシーショックは、
出血性ショックや心臓ショックと違い、
末梢の血管が膨らんでいる。
だから、注射はしやすい。
静脈留置針は一発で成功。
生食500mlを開始する。
アナフィラキシーの重症では、
2Lの輸液が必要だ。
輸液を入れる。
(続く)


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