気温19度の夏 その5

2013年08月14日 18:55

13時30分濱舘医師の持つダイレクトブルーPHSが鳴った。
ダイレクトブルーPHSは、ドクターカー出動要請と
直接メディカルコントロールに使われる。
24時間救急医が持ち、たいてい2コール以内に受け取る。
「名川地区で、心肺停止、初期波形Vf。
ドクターカーかドクターヘリかどちらかお願いしたい」
13時37分「ドクターヘリを出します。
ヘリを要請してください」
この地区までは直線で20km。
距離10kmまではドクターカーが早い。
15kmでは、ほとんどドクターヘリが早い。
20kmではドクターヘリが確実に早い。
13時44分離陸。
13時51分着陸。
驚くことに、先ほどのイラストの描いてあるコンクリートのある、
名川伝承館だ。

救急車内では、CPRが行われていた。
電気ショック1回施行。
その後、PEA.
CPR継続し、
気道はラリンゲアルチューブ、
輸液ルート確保。
アドレナリン1mg注射。
われわれは後ろドアから入った。
まず、頚動脈チェックした。
触れる。
「心拍再開、13時52分」わたしは宣言した。
「近藤先生、心エコーして」
私は、この後で心停止にまた陥る気がした。
目撃あるVf。
電気ショック1回で除細動成功。
しかし、脈拍の強さが弱かった。
私は時計を見た。
(続く)



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