低血糖 その2

2013年08月07日 18:39


車が走り出してから、静脈路を取る。
気管ソウカンは、走りながらおこなう。
ただし、チューブの位置確認は、
車を停止させ、サイレンを止め、
皆で、確認する。
特に胸郭の挙上は重要。
チューブ固定は再び、車を走らせてから。

そんな事を考えながら、現場に近づく。

救急車が見えた。
後ろドアが開いている。
車内の人影が、救急車のフロントガラスを通して覗けた。
車に収容直後だ。

ドクターカーはサイレンを消して、
速度を落として、救急車の正面に停車した。
「後ろ安全良し」私は、右後方を振り返り、
車が来ないことを確認してから
左後ろドアを開けた。
青い救急バッグと、黒い超音波バッグを持って。

患者は、救急車のストレチャーにたった今、固定されたばかりだった。
男性は眼をつむっていた。
「バイタルサインはどう?」
そう尋ねながら、私は患者の脈と息遣いと痛み刺激の反応を見た。
JCS200」隊長は一気に教えてくれた。
私の第一印象は、意識障害で重症。
(続く)


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